2017/03/09

トレーニングに正解はあるのか?~Keep thinking about efficient training~

こんにちは,川畑です.

今週の練習で,このような会話がありました.

スクワットの練習について,自主練習では同じ重さで「10回4セット」をやっているが,そのやり方では意味がなく,「1回,4回,10回...」のように重さと回数を変えてやった方がいいという意見がありました.
チームでこのような議論が出来る事に選手の成長を感じ,嬉しく思います.

今日は,スクワットは何回やったらいいのか?
どんな練習をしたら効果が出るのか?
果たしてトレーニングに正解はあるのか?考えていけたらなと思います.

まず,トレーニングは以下のような指標を組み合わせて構成されていると思います.
負荷
軽い←→重い
回数
少ない←→多い
動作
ゆっくり←→速く
浅く←→深く

例えば,
~短距離種目~
重い重量を少ない回数で力を出し切る

~長距離種目~
軽い重量で多くの回数を繰り返す

ネットで「トレーニング 強度」と調べると,以下のような記事を見つけました.
筋トレの目的別・負荷強度・回数の目安
具体的な回数やセット数,負荷については,このような指標を見直してみるのも一つの方法だと思います.

トレーニングに正解はないが,効果のある練習は存在する」と思います.
それは「目的を理解した練習」です.
特に,同じような練習を繰り返していると本来の目的を見失ってしまい,練習が作業のようにこなすだけで満足してしまうケースが多いです.

何でこの練習が必要なのか?
この練習をしたらどこが強くなるのか?
この練習はスケーティングにどう活かせるのか?
この練習で足りているのか?
こういう練習をしたらもっと良くなるんじゃないか?...
など常に考え続けて練習に取り組むことが大切です.

僕自身,大学生になってから思うような結果が出ない時期が2年くらい続きました.
今振り返ってみると,体ではなく頭に問題があったと思います.
キツイ練習をしただけで満足していて何が強くなったのか分からない.
だからレースの時に自分の強みも分からず,自信を持てない.
練習を考えてやっていないからどういう風なレースをしたらいいか分からない.
緊張し過ぎて頭が真っ白になる.
というような事が続きました.
考えて練習をしないと自分の成長が分からないから,何で練習しているのか分からなくなるというのが一番怖かったです.

みんなにはこのような辛い思いをして欲しくないので,自分の経験談を良い方向に活かして欲しいです.

また,大学生は成長期も終わり,ただ練習をすれば速くなるという時期は終わりを迎えています.
しかし,大学生になると頭を使って考える事が出来るようになります.
大学生の一番の伸びしろは「考える力」だと自分は思っています.

トレーニングに正解はありません.
しかし,自分にとって効果的な練習はあると思います.
そのためには,色んな人の意見を聞いたり,調べる必要があります.
そして,良さそうな事はどんどん取り入れて,自分に合うスタイルを探していきましょう!

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